阪九フェリー ひびき
少し趣向を変えフェリーに乗ってきました。
選んだのは揺れの少ない瀬戸内航路で新造船が多い大阪-門司航路。
阪九フェリーのひびきに当たりました。
長距離フェリーは初めてだったのでデラックスシングル(1等)の利用です。
壁にはテレビも付いており、船の位置などが見れます。
大阪泉大津港は17:30定刻の出港。
部屋に荷物を置き、レストランに向かいました。
行列ができていましたが、到着まで約半日あると思うと全く気になりませんでした。
船内なので値段はそこそこしました。
九州のうまいものをチョイスしたつもりです。
明石海峡大橋通過を船尾デッキで眺めました。
その後は入浴、列車と異なり水が自由に使えるのが嬉しいところ。
浴室とシャワー室の両方があります。風量のあるドライヤーもばっちり完備。
瀬戸大橋もデッキで眺めました。
こちらはライトアップが控えめです。
この後マリンライナーが走っているのを遠目に確認できました。
22時が消灯時間(個室では特に関係ないようです)だったので、
それに合わせて就寝しました(隣の個室への配慮も兼ねて)。
揺れが気になるかと思いましたが、案外熟睡できました。
翌朝は5時の起床、パンを購入し朝食としました。
ソーセージパンが美味しかったです。
新門司港には6時定刻の入港、12時間半の船旅を終えました。
設備については、新しい船なのできれいでした。
個室を取ってしまえばスーツケースを持ち込んでも余裕があります。
給湯室にはウォータークーラーと給湯器があり、自由に水が飲める環境が
整えられています。翌朝になると出てくる水がぬるいなんてこともありませんでした。
(古い車両ばかりのブルトレではよくあることでした)
酔いやすさについては、乗り物酔いをほとんど経験したことがないので分かりません。
ただ、新しいのでスタビライザー等改良されてるとは思います。
騒音的には個室の壁が薄いのと、エンジンの振動がする程度です。
列車と比べると台車の騒音といったものが無いので、
相対的に他の音に気づきやすいという感じです。
部屋では携帯の電波は届かないので、通信のときは共用スペースのソファに移動
してました。使っていませんがWi-Fiがあるようです。
急ぎでなく値段を抑えたい、ホテルが高いので1泊浮かせたい、
個室で快適に移動したい時の選択肢として使えると思います。
九州方面の夜行といえば寝台特急はやぶさを思い出しますが、その需要は
高速バスやフェリーに代替されたのだと実感しました。